十字軍の兵士

小平市の司法書士、手塚宏樹です。

先日のご相談で、「信託」の制度を利用したほうがいいかな、というケースがありました。

信託というのは、言葉自体は、だれでも聞いたことがあると思います。投資信託とか、ありますね。

読んで字のごとくなのですが、「信じて、託す」。

むかし、ヨーロッパで十字軍というのがありました。そのときに、出征する兵士が、家族を守るために、友人に自分の財産を預けて、家族の面倒を見てくれ、と頼んだのが発端といわれています。ほかにも諸説ありますが。財産を預かった友人のほうは、たとえば、毎月、いくらかを兵士の家族のために渡してやって、家族が困ることがないようにする、というものです。預かっている財産全体の管理を、兵士の友人がするわけですね。

この制度を、いまの日本でも使えるのです。自分が亡くなったあと、遺された家族のために、第三者に財産を預ける。基本的な考え方は、十字軍の兵士と同じです。

この信託という制度は、自分の好きなように設計することができるので、たとえば、かわいがっているペットのために、財産を預けておくということもできます。「信託契約」というものを結ぶので、その書き方によって柔軟につくりあげることができるのです。

2015年10月2日 |

カテゴリー:お役立ち情報 信託

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