相続放棄と保険金。

小平市の司法書士、手塚宏樹です。今日の午後は、六本木オフィスで仕事をしています。

「相続放棄」というと、多くの人は、遺産分割の場面において「何も相続しない」ということをイメージされているようですが、民法に規定されている「相続放棄」というのはそれとは少し(いや、大きく?)違います。

正式な「相続放棄」というのは、家庭裁判所で行う手続きで、「亡くなった人の財産は、一切なにも相続しません」と宣言することなのです。同じじゃないか、と思われるかもしれませんが、違うのです。何が違うかというと、亡くなった人のプラスの財産はもとより、マイナスの財産もすべて相続しない、という制度なのです。

亡くなった方が債務超過の場合につかう制度です。

預金が100万円、借金が1000万円という状態だったとしても、「チャラ」にできるのです。

自宅だけは相続して、借金は放棄する、ということはできません。とにかく、すべてのプラスもマイナスも相続しない、なのです。

ときどきご質問をいただくのが、保険金の取扱い。亡くなった方が生命保険をかけていた場合、その死亡保険金はもらってもよいのか? というものです。

これは、受取人が誰になっているかで結論が異なります。

亡くなった方ご本人が受取人の場合、それは亡くなった方がもらうべきものであったと考えられるので、「遺産」となります。したがって、相続放棄をするのにこれをもらうことはできません。

逆に、受取人が、特定の人を指定しているような場合、または、相続人とされている場合は、「遺産」ではありません。受取人固有の財産と考えられますので、相続放棄をする場合であっても受け取ることができます。

相続放棄のお手続きも承っております。

こちらのページをご参照ください。

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2015年11月9日 | コメントは受け付けていません。 |

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